栄養改善プログラムはじめました
食欲の低下や飲み込みが悪いなど、さまざまな原因によって低栄養状態である方を対象に、栄養改善プログラムを実施します。
適切な食事内容で栄養状態の改善を目指す、短期入院プログラムです。
栄養状態が改善された時点で退院となります。その際には自宅でも適切な食事を継続できるようにサポートいたします。
栄養について不安がございましたら、まずはかかりつけ医へご相談ください。
低栄養による悪循環
低栄養による悪循環
【外見や生活動作で低栄養をチェック】
□食事を残すことが多くなった
□顔つきが変わった(頬がこけた、顔色が悪い、目がくぼんでいる)
□風邪をひきやすくなった
□傷や床ずれが治りにくくなった
□握力が弱くなった
□しばしば「疲れる」ようになった
□歩幅が狭くなってきた
□歩く速度が遅くなってきた
□転びやすくなった
チェック☑が1つでもつけば低栄養の可能性があります。
【低栄養の指標】
BMI 18.5以下
(※20以下で低栄養リスク)
BMI=体重(kg)÷身長(cm)÷身長(cm)×10000
血清アルブミン値 3.5g/dL以下
(※3.8g/dL以下で低栄養リスク)
血液検査によって判定。
約3週間前の栄養状態を反映する。
栄養改善プログラム内容
入院当日 | 〇身体計測・血液検査 〇食事に関する聞き取り(本人または親族) 例)・自宅での食事状況はどうか ・食べる量が減ったきっかけ ・好きな/嫌いな食べ物・食べやすい/食べにくい食べ物 ・疾患に伴う治療食や制限食はあるか |
入院 期間中 | 〇個人に適した食事内容の実施 一緒に栄養が取れる方法を考えましょう! ◆食べる量が増えない... ⇒ ⇒ 栄養補助食品を使用する ◆食べづらい・飲み込みづらい ⇒ ⇒ 適した食形態を考える ※患者様の情報は、担当栄養士からかかりつけ医へ定期的に報告します。 |
栄養状態が改善 … 退院準備へ
退院時 | 〇栄養食事指導の実施 自宅に帰ってから再び栄養不足にならないために個人の状況に合わせた栄養食事指導を行います。 入院時に聞き取りした情報をもとに個人にあわせた栄養が取れる食事の工夫をお伝えします! ※入院から退院までの患者様の情報は、かかりつけ医へ報告します。 |
退院後 | *退院後の食事に関するご相談について 当院へ外来受診が可能であれば、外来で栄養相談をお受けします。 退院後の食事についてもお気軽にご相談ください! 外来受診できない場合でも、お気軽に電話でご相談ください。 由利本荘医師会病院 栄養科(直通) 0184-22-8587 |